1953-08-05 第16回国会 衆議院 法務委員会 第31号
それから北本というのは、幻兵団の団長と言われたスガという人の家族の状況を調べるようにという指令を受けました。そのときに鹿地亘という名前は聞きましたが、それが鹿地亘という名前を聞いた一番最初です。
それから北本というのは、幻兵団の団長と言われたスガという人の家族の状況を調べるようにという指令を受けました。そのときに鹿地亘という名前は聞きましたが、それが鹿地亘という名前を聞いた一番最初です。
それから証人は北林という者の行動を調査して報告しろと言われ、当時さらに北本という人は、幻兵団の首領の行動を報告しろということを命ぜられた、かように言つているのですが、証人は北林の行動を視察して報告した事実があつたかどうか。
それからただいまのお尋ねで、幻兵団の団長を調べろといつたのではなく、幻兵団の団長の家族の動静を調べろと言われたということに訂正しておきます。
赤いと称される人たちが帰つて参りました中に、御記憶でもありましようが、幻兵団というような特殊の義務を負つて帰つて来た人たちがあつて、非常に惑わされまして、秋田でございましたかでは、恐怖観念から自殺をした青年もあつたことを私は記憶いたしております。
中間的な態度をとられるがために、ここでは幻兵団と言われ、船に乗ればなぐられる。向うではアクテイーヴになる、非常に気の毒だ——気の毒だが、そういう思想傾向の人もある、それをわれわれは含んでお尋ねするのですが、大体あなたが満洲におつて、日本の軍隊におられたときは、どんな勤務状態でしたか。たとえば懲罰を受けたか受けないか。
○安部委員 先ほど高木委員でしたかの質問に、幻兵団という言葉がありましたが、証人は何かこのことに関しまして、新聞で見たとか、あるいは何か知識がありますか。
そういつた意味から申しまして、ソ同盟で民主運動をやつた者がおつかないのは、日本共産党よりもボルシエヴイーキ、要するに幻兵団的なものが出て来るわけでありまして、そういうものの制裁がおつかなかつたわけであります。
それと関連いたしまして、或いはまだ御覧になつていないかも分りませんが、只今幻兵団といわれておりますスパイの、いわゆる誓約書を書かされましてスパイ行為をやつた、いわゆる摘発行為をやつて、それが而も日本までその誓約書は生きて持つて帰つておつたということをば我々は新聞紙等によつて見ておるのでありますが、そういうことについて、尾ノ上証人から知つておられる範囲において証言を求めたいと思います。
○証人(尾ノ上正男君) 三番目の幻兵団のことでありますが、これに関しましては私は日本に上りましてからその話を聞きました。向うにおりますときに、こういう名称、或いはこういう性質を持つたところのものがソ連から日本に上陸した、或いは上陸するというようなことは聞いておりません。これは日本に上りましてから新聞記者その他の人達から聞かれまして、私も初めて耳にしたわけであります。
本人の所持品といたしましては、幻兵団の記事が載つておる新聞、それから優先乘車証、それからお金を六千円、その他を持つておりました。 こういつた関係から何か幻兵団と関係があるのではないか。又本人の言動等から見て関係があるのではないかというところから警察で調査をしておるわけであります。何しろ本人は死亡いたしました。家人も詳細に状況を知らないようであります。
○委員長(岡元義人君) それでは次の案件、引揚促進に関する件で、先だつて読売新聞のその後の報道といたしまして、千葉久太郎氏が自殺した原因が、問題の誓約書を書かされましたところのスパイ行為の、いわゆるソ連から引揚げた人達の、幻兵団と言われております、この問題に起因しておるというようなことが出ておるのでありますが、国警から武藤文雄氏が御出席されておりますので、調査されました範囲において説明を求めたいと思
○淺岡信夫君 只今委員長から言われましたこの幻兵団の問題でございまするが、その問題はなかなかその実体ということに対しまして、委員会としまして何か新聞に出ておりましたような、本人自身が脅迫状を受けたとかいうような書類等が、委員会などに来ておるかどうか、そうした点について一応委員会、或いは委員長の意見を承わりたいと思います。若し来ておるとするならばそれを掲示して頂きたいと思います。
各委員に御了解を求めたいと思いますが、政府側出席者の方の時間の制約がございますので、本日の議題の第三番目の「所謂幻兵団調査に関する件」を先に議題とすることに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
昭和二十五年一月二十七日(金曜日) 午後二時七分開会 ————————————— 本日の会議に付した事件 ○所謂幻兵団調査に関する件 ○高砂丸引揚者情況報告 ○証人の喚問に関する件 —————————————